【名作研究】なぜ『ゼルダの伝説 時のオカリナ』は人生を変えるのか? 20年越しに分析する「没入」の正体。

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プロローグ:すべての「始まり」の場所

私たちNAKAYOSHI Partnersがゲームと音楽の事業を立ち上げた理由。その答えは、1998年のハイラル平原にあります。

私にとって『ゼルダの伝説 時のオカリナ』は、単なる「思い出のゲーム」ではありません。 発売当時は夢中で遊んでいただけでしたが、今振り返れば、「自分もこんな世界を作りたい」「人の心を震わせる音楽を奏でたい」と志すきっかけになった、まさに人生の分岐点とも言える作品です。

あの時の感動がなければ、今の会社も、クリエイターとしての私も存在しなかったでしょう。 今回は、私の人生を動かしたこの原点(マスターピース)を、ゲーム開発者となった今の視点で再訪し、その「魔法の構造」を解き明かしたいと思います。

研究レポート①:「Z注目」という革命的UI

3Dアクションの常識を変えた「注目システム」。 プレイヤーの視線を誘導し、ストレスを排除するこの発明は、今の当社のUI設計においても「教科書」とすべき指標です。

研究レポート②:魂を揺さぶる「インタラクティブ・ミュージック」

平原、戦闘、ダンジョン。状況に合わせてシームレスに変化する音楽。 そして何より、楽器(オカリナ)を演奏することで世界が変わるという体験。 「音楽はBGM(背景)ではなく、体験そのものになれる」。その事実に気づかされた衝撃が、今の私のDTM制作の根底に流れています。

研究レポート③:説明しない「誘導」の美学

ナビィというガイド役を置きつつも、最後はプレイヤー自身の「気づき」に委ねるバランス。 「やらされる」のではなく「自ら冒険する」。この主体性のデザインこそが、私がこの作品から受け取った最大のバトンです。

エピローグ:プレイヤーから、クリエイターへ

20年余りの時を経て、リンク(プレイヤー)だった私は、世界を作る側(クリエイター)へと歩き出しました。 『時のオカリナ』が私に夢を与えてくれたように、今度はNAKAYOSHI Partnersが、誰かの人生を少しでも動かすような「価値ある体験」を届けていきたい。

© Nintendo ※本記事で使用しているゲーム画像の著作権は、株式会社任天堂に帰属します。

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